2023/10/30 14:53
shop Humming の大人気商品【Ori Ori】。一つひとつ手作りの温かみと個性的な色・糸の組み合わせの秘密をご紹介!
【Ori Ori】は自分の感じるままに、好きに織る、ことが特徴の【手織機 SAORI】を使用し製作をしています。
商品化までの道のりは全部で ⑥ 工程!
準備から仕上げまで全て【ハミング】のつくり手が担当しています。ご利用をお考えの方も、商品の製作過程が気になる、という方もぜひご覧ください。
①経糸仕立て
作りたい商品規格に合わせた長さ、本数で経糸を仕立てます。
5メートルや8メートル...。20本から170本を超える本数の糸を数えるのは集中力の欠かせない作業。
100本を超える本数の際は、10本のセットが何個あるか等、数え間違いの無いよう工夫をしながら、
皆様黙々と慎重に作業を行っています。
②織り機セット
仕立てた経糸を織り機にセットします。
実は、❶筬通し❷綜絖通し❸糸巻き、と織り機セットだけでも3つの工程があります。
❶・❷→経糸を専用の器具を使って一本ずつ細い(筬・綜絖)と呼ばれる穴に通します。
❸→スタッフと協力して10メートル近い糸を織り機に巻いていきます。
どの作業も糸通しが絡まらないよう、丁寧に行う必要があるため集中力の必要な作業です。
③緯糸準備
いよいよ織り機の準備ができました。次は工房にある100種類を超える緯糸の中から使用する糸を選びます。
お客様のニーズや季節に合わせシーズンごとに行っている糸選び。色の組み合わせが得意なつくり手が引き受けています。
3~4本を一緒に織り上げることで個性的で味が出るSAORI織り。糸の組み合わせが商品の出来栄えに直結します。
最高の仕上がりになるよう、工房では何度も試作を重ねています。
④織り作業
③で決定した糸をついに織っていきます。
同じ速度で同じ力で、手と足を使ってパッタンパッタンとリズミカルに織ることで織り目の揃った完成度の高い商品が出来上がります。
糸の組み合わせも間違いの無いよう、つくり手は都度確認を行い織り進めます。
⑤仕上げ作業
織り上げるだけで商品化は出来ません。
織り終えると、経糸を綺麗にカットしほつれが無いよう可愛らしく房結び、さらに最後に仕上げのカット...。
こちらも経糸が絡まないように、ヨコ糸がほつれないように慎重に作業を進めます。
房結びでは正確に、決められた本数で同じ力加減で経糸を一つに結びます。
商品の見た目が決まるドキドキな瞬間です。
⑥袋詰め・値札貼り
最後に商品の販売・陳列が出来るよう、完成した商品を袋に詰め(一部)値札を貼ります。
【Ori Ori】の完成です。
①〜⑥の工程は1人で行うのではなく、複数のつくり手が自分の得意を活かして作業をしています。
つくり手同士が協力・繋がりを持って作業を行い、作った商品をお客様に手に取ってもらうことで、働く喜びを感じていただき社会と繋がり自立することを支援しています。